「清月ごよみ」 Vol.40号
ここのところ、徐々に気温が下がり、いよいよ冬を迎えるような気候となってまいりましたが、皆様お変わりございませんでしょうか。
清月堂本店 四代目 水原 康晴です。
今年も北海道から新ものの小豆の収穫状況のお話が入ってまいりました。今年の7月までは北海道も雨天が多く小豆への影響が懸念されていましたが、8月は比較的気温も上がり、例年よりも収穫が少なかったものの、品質的には申し分ない小豆ができてきました。当店の場合は、収穫後すぐではなく、少し寝かせて乾燥を進ませ、来年の1月後半から新ものの小豆に切り替える予定です。新ものの小豆の餡が楽しみです。
本日もあなたさまにたくさんの“幸せな瞬間”がおとずれますように。 |
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こだわりの食材【和菓子の基本は、やはり『小豆』その2】
「あちらこちらに小豆や大豆の畑」
 とよみ大納言小豆の畑(厚沢部町) |
右手アカネ大納言小豆/左手とよみ大納言小豆 |
北海道での小豆栽培の歴史を調べた際に、「北海道の小豆栽培については、開拓以前の1695年(元禄8年)、 松前藩が種子を本州南部藩に求めた記録があるところから、それ以前と考えられています。」という記述が複数ありました。現在は北海道の中でも十勝地方が産地として有名ですが、元々は本州に近い道南から始まったようです。
北斗市から、畑作が盛んな厚沢部町(あっさぶちょう)に向かいました。厚沢部町は、小豆や大豆といった豆類の栽培も盛んですが、大正時代に栽培が始まった『メークインの里』としても有名で“町の自慢は農産物”という北海道らしいところです。峠を越えて厚沢部町に着くと、広い農地があちらこちらにあり、「ここは大豆、あそこは小豆。」との説明を受けました。見ると、稲刈をしているところもありました。小豆の畑は北斗市よりも葉が枯れていて、どこも収穫直前という印象でした。
小豆の畑の横に車が停められ、降りると、「ここは畑の中に入る前に靴のカバーをしてください。農家の人は、自分の農地に他の地域の土が入ることをとても嫌いますので。」と、白いポリ袋のような靴カバーが手渡されました。単に小豆がデリケートな作物であるための注意ということではなく、北海道で農業を営む人たちの小豆を大切にする心を感じました。
「ここはとよみ大納言小豆の畑です。」と話しながら、畑の手前のさやを割ってとよみ大納言小豆を左手に乗せ、ポケットから先ほどの北斗市のアカネ大納言小豆を出して右手に乗せ、比較するように見せてくれました。「とよみ大納言小豆も多くの和菓子屋さんでたくさん使われていますが、アカネ大納言小豆の粒がいいですね。」という説明でした
北海道の人たちが小豆を大事に育てている様子を見て、和菓子にとって、国内で生産される北海道産小豆の大切さを改めて実感しました。(つづく) |
編集後記
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「清月ごよみ」に最後までお付き合いいただき、有難うございます。
メルマガ編集担当の松田です。
お歳暮の季節になりました。感覚では、つい先日まで夏だったような気がしますが、もう11月も下旬。12月になりあっという間に年末がやって来るなんて、信じられないような気分です。とは言え、日に日に増していく寒さは身にしみています。目まぐるしく過ぎてしまうこの時期だからこそ、心が温かくなるようなメルマガをお届したいと思います。 |
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