4代目よりご挨拶

 明治40年創業の銀座の老舗の和菓子屋として、また昭和9年から旧宮内省の御用を承ってきた当社は、まさに卓越した技術を持つ職人集団が自らの技にプライドを持った仕事をし、その結果として、和菓子をお客様に喜んでいただいてきたという伝統がございます。言い換えれば、魂を込めて作った和菓子でお客様を幸せにできる達人でありたいと、肝に銘じてどの従業員も仕事をしてまいりました。

 和菓子を作る毎日の作業は、一見単純に見えるかもしれません。しかし、日々気候が変わり、季節は移り変わっていきます。そのちょっとした湿度、温度の変化にも敏感に対応し、毎日最高水準の和菓子をお店に並べ続ける。このことが何より、お客様に喜んでもらえることの第一歩だと思います。

 清月堂本店には、売店、製造、包装などさまざまな職種で働く従業員がいますが、皆が心を込めてつくった和菓子を提供することがお客様の幸せにつながると信じて、日々精一杯仕事に励んでいます。

四代目 代表取締役社長 水原康晴